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version: 0.632455532
NIDSupport
NIDSuportクラスは全体の挙動を設定するためにあります。
スーパークラス
- Object
メソッド
NIDSupport::ipfilter() 以外の各メソッドは引数を与えないと
現在の状態を返します。逆に引数を与えることで設定を変更することができます。
次のスクリプトは表示と変更の簡単な例です。
#!/usr/bin/ruby
require "rnids"
printf "device name is %s\n", NIDSupport::device
NIDSupport::device("eth1")
printf "device name is %s\n", NIDSupport::device
- device
- デフォルト値は""。
String型のオブジェクトでパケットを読み取るために使用する
インタフェースの名前を指定することができる。
- dev_addon
- デフォルト値は-1。
sk_buffのサイズを変更できる。
- ip_filter
- デフォルト値はfalse。
trueにすると各パケットに対して
NIDSupport::ipfilter(ip_packet)
が呼ばれます。一度trueにしてからfalseにするとC言語のレベルで
常に1を返す関数がipfilterの代りに使われます。
- ipfilter(ip_packet)
- 常に1を返す。ip_packetはNIDS_IPオジェクトで、このメソッドが0を
返した場合にはそのパケットは処理されません。
- n_hosts
- hash_hosts_size
- デフォルト値は256。
デフラグメント化したIPのためのテーブルの大きさを指定します。
- n_tcp_streams
- hash_streams_size
- デフォルト値は1040。
再構成するTCPパケットのためのテーブルの大きさを指定します。
- pcap_filter
- デフォルト値は""。
String型のオブジェクトでtcpdumpと同様のpcapへの
フィルターを指定できます。lynk-layerに対してのみ動作するので
"tcp dst port 25" のようなフィルターは意味を持ちません。
"ip host 192.168.1.1" のような指定を受け付けます。
- promisc
- promiscuous
- デフォルト値はtrue。
ネッタワーク・インタフェースをpromiscuous modeにするかどうかの
フラグをセットします。
- scan_delay
- デフォルト値は3000。
単位は[ms]。
ポートスキャンと認識するために時間間隔の上限を指定します。
- scan_num_ports
- デフォルト値は10。
同一の送信元アドレスに対して、ポートスキャンと認識するための
ポート数の下限を指定します。
- scan_num_hosts
- デフォルト値は256。
ポートスキャンの際にホストを識別するためのテーブルの大きさを
指定します。0にするとポートスキャンは行なわれません。
- sk_buff_size
- デフォルト値は168。
このサイズは変更しない方が無難です。
詳しくはlibnids-1.16に含まれるdoc/API.txtを御覧ください。
- syslog_level
- syslog_priority
- デフォルト値は1。
整数でloglevel(priority)が指定できます。
portscanが検出された際にはsyslogd以外へメッセージを出力することは
できないのでこの値で挙動を変更してください。
ちなみに標準の1はLOG_ALERTの事で、facilityはLOG_LOCAL0が使われています。
しかしfacilityについてはlibnids-1.16では文書化されていないようなので
注意が必要です。
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