インストール方法について

目次

• 基礎知識
• インストール
• • GC6.0
  • Sather-1.2.1
• プラットフォーム毎の情報
• • FreeBSD 4-STABLE
  • TurboLinux 7 Workstation
  • RedHat 6.2

基礎知識

このページを作成している時点での最新版はSather-1.2.1です。 本体をインストールする前に、GCライブラリをインストールする必要があります。 コンパイルに必要なソースは下記のサイトから入手して下さい。

• GNU Sather Home
• A garbage collector for C and C++

インストール

gc6.0.tar.gzとsather-1.2.1.tar.gzの二つを 入手し、順番にコンパイル&インストールします。

GC6.0

gc6.0のインストールは./configure ; make ; make installで 完了します。 ftpサイトのGNU/sather/以下にはgc4.14が配置されていますが、 後述するようにglibc-2.1系列のRedHat 6.2では 面倒が多いのでgc6.0の利用をお勧めします。

Sather-1.2.1

GCをインストールした後で、コンパイルします。

1. sather-1.2.1/Makefile を編集します。
   編集対象はDEFAULT_PLATFORMで始まる行で、"linux"や"freebsd"などと適当なものに書換えます。
2. make compiler ; make browser を実行します。
3. 環境変数SATHER_HOMEに"sather-1.2.1"までの絶対パスを設定します。 たとえば/usr/local/src/sather-1.2.1にある場合には、以下のように設定します。
   • Csh系: "setenv SATHER_HOME /usr/local/src/sather-1.2.1"
   • Bsh系: "SATHER_HOME=/usr/local/src/sather-1.2.1; export SATHER_HOME"
   [注] SATHER_HOMEに指定する絶対パスの最後に'/'を含めないようにしてください。 (すぐに分りますが実行時にエラーが表示されます)

プラットフォーム毎の情報

FreeBSD 4-STABLE

/usr/ports/lang/Satherにportsがあるので、 make; make installでインストールすることができるでしょう。

TurboLinux 7 Workstation

gc6.0とsather-1.2.1の組合せで問題なく動作しています。

[注] sather-1.3-beta7を試したところ、 "clock_t"が定義されていないためにエラーが起ってしまったので、 heap.hの中で"#include <time.h>;"を追加してコンパイルを行ないました。 とりあえず動作しているようです。

RedHat 6.2

glibc 2.1系列ではgc4.14を使い、 libgc.aを作成してもリンクが上手にできなかったり、Stringオブジェクトが メモリ関連の操作を要求した場合にcoreを吐いてしまうなどの現象が起ったために 諦めてしまいました。 gc6.0との組合せで問題なくsather-1.2.1がコンパイルできます。