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単純に古いdiffファイルをpatchコマンドで適用しただけでは リジェクトされてしまうので、手で当てる作業が必要になります。その部分は 単純作業ですので、ここではオリジナルのコードを消さない方針について説明します。
dia-0.83用のパッチをdia-0.84にそのまま当てると、いくつかのファイルは そのままでは作成されません。今回はいくつかはpatchコマンドをつかい、また いくつかは手で直接編集しました。作業個所は多くないので、dia-0.83-8を用意して おけば、ほとんどは該当部分のコピーによって作業を短縮する事ができると 思われます。
以前はオリジナルのコードを消して日本語版のコードを生成するような パッチでしたが、今回からはconfig.h内で"JAPANESE"を定義して、これによって プリプロセッサにオリジナルと日本語処理用のどちらのコードを残すのか指示して います。
別に昔のままでも良かったのですが、オリジナルのコードも残しておいた方が 開発に役立つ場面があったからです。以下の例を見てください。
/* from render_libart.c:1231 */ #ifdef JAPANESE suckfont = get_suck_font(renderer->gdk_font, text); #else suckfont = renderer->suck_font; #endif