今回も引き続き、実際に動かすことができるように、できるだけ各サンプルコード単体で動くように心がけています。 環境などについても同様です。
特にファイル名に'utf-8'などと入っていない限りは、ファイルはShift_JISでエンコーディングしています。
作業フォルダは前回同様にC:\IronPython26フォルダの直下にフォルダを作成しました。
C:\IronPython26\proj.class |-- a01_formclass.ipy |-- a02_formclass.ipy |-- a02_formclass2.ipy |-- a02_formclass2_dir.txt |-- a02_formclass_dir.txt |-- a02_lib | |-- __init__.py | |-- mylib.py | `-- mylib2.py |-- a02_tooltipbutton.ipy ... |-- a06_form_flowlayout.ipy |-- a06_lib | |-- __init__.py | `-- mylib.py `-- a06_unittest.ipy
MSDNの.NETライブラリとO'REILLYの「Python Pocket Reference 3rd Edition」を使っています。 その他オンラインで検索したものもありますが、直接参考にしたものは随時リンクを張ります。
オブジェクトがどのようなメソッドを持っているかはdir()
メソッドで確認することができます。
マニュアルのどこを読むべきか、これであたりをつけることができる場面も多いと思います。
ここではサンプルを走らせる時には触れる必要がなかったものの中から、自分でスクリプトを作成する際に必要になった事柄を説明していきます。
私はWindowsプログラミングについてはVBを触ったぐらいであまり前提がないので、作業内容をまとめておくことで(初級者と中級者の間にあるような)ギャップを埋めることができればと思っています。
実際に必要なスクリプトを作成する時には一つのスクリプトファイルに全部の処理を記述するのではなく、適当なボリュームで分割して作成していくはずです。 Pythonらしい方法はクラスに分割する方法だと思います。
そこでクラスの作成のサンプルとそのファイルを読み込む方法を中心に、より実践的な方法についてまとめていきます。
IronPython 1.0の時代に書かれた文書ではCPythonのライブラリが不足しているため導入するように指示があります。 しかしIronPython 2.xではMSI配布パッケージにCPython 2.6のライブラリの一部が添付されるようになっています。 csv.pyなどCPythonに附属するオブジェクトコード(DLLファイル)を利用するものは正常に動かないため添付されていません。
添付されるライブラリのためにサイズが大きいですが、この文書ではMSIパッケージからIronPythonを導入したものとして説明しています。
Created: 2010-03-13, Last modified: 2010-03-19
www.yasundial.org by Yasuhiro ABE is licensed under a Creative Commons Attribution 2.1 Japan License. Permissions beyond the scope of this license may be available at http://www.yasundial.org/info/license.html.